menu

明日ゲンキになるマメ知識明日、ゲンキになるためのマメ知識

アスゲンのお薬に使用されている成分の原料や
それぞれの効能などをわかりやすくご紹介しているページです。
健康に関する最新情報もあわせて随時更新してまいりますので、
毎日の豊かな暮らしづくりにぜひご参考ください。

人参について その3

人参は枝分かれした根の形が人に似ていることから「人参」と名付けられ,古来,不老長寿,万能薬として珍重された.日本へは奈良時代に渡来し,正倉院宝物としても収められている.当初,天皇や貴族など上流階級の間で使用されていたうちは使用量も少なく,日朝貿易で朝鮮からの輸入で賄われていたが,江戸時代に入って財産を築いた商人たちの間などでも使われるようになると需要が増え,朝鮮からの輸入量が増大し幕府の財政が悪化したことから,国内での栽培に踏み切ることとなった.徳川吉宗の代に初めて栽培が成功し,各地で栽培を奨励するためこの苗から得られた種子を各藩に分与された.このことから「御種人参」(オタネニンジン)という名が付けられた.因みにキャロットの日本への渡来は江戸時代後期と朝鮮人参より遅く,当初は葉がセリに,根が朝鮮人参に似ていたので「芹人参」,或いは畑で栽培されたので「畑人参」と呼ばれていたが,朝鮮人参よりキャロットが一般に市場に出回るようになり,今では「人参」と呼ばれるようになった.

TOPに戻る