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明日ゲンキになるマメ知識明日、ゲンキになるためのマメ知識

アスゲンのお薬に使用されている成分の原料や
それぞれの効能などをわかりやすくご紹介しているページです。
健康に関する最新情報もあわせて随時更新してまいりますので、
毎日の豊かな暮らしづくりにぜひご参考ください。

細辛について その2

細辛の原植物はウマノスズクサ科ウスバサイシン属の多年生の草本で,ウスバサイシンAsiasarum sieboldii又はケイリンサイシンA. heterotropodes var. mandshuricumの根及び根茎を乾燥させたものを原料としている.分類方法によっては,ウスバサイシン属をカンアオイ属(Asarum Linn.)に含めているものもあり,東アジアを中心にに約80種が分布している.薬用種を規定する場合,フタバアオイ属(Asarum )属,ウスバサイシン(Asiasarum)属,カンアオイ(Heterotropa)属の3属に分ける分類が便利で,この分類では薬用種は全てAsiasarum属に含まれる.民間薬としては,ヨーロッパのAsarum europaeumや北アメリカに産するA. canadense等も芳香性健胃薬や駆風薬として使われてきた.又,カンアオイHeterotropa nipponicaは関東地方を中心に広く分布し,根及び根茎を土細辛(どさいしん)と呼び,細辛の代用として鎮静薬,去痰薬,利尿薬等に使われたことがあるが,細辛より根が太く,辛味が少ない.ウスバサイシンは葉が薄いことから,細辛は根が細く辛いことから名付けられたとされる.細辛は日本でも産出されていたが,現在では殆どが中国からの輸入に頼っている.

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